資金繰り改善マニュアル12 借入金の返済は資金繰りを悪化させる
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会社の事業を継続あるいは拡大するにあたっては日々資金が必要です。
必要な資金は全額自己資金で賄うことが出来ればベストですが、多くの中小企業は銀行借入によってその資金を賄っています。
銀行借入は当然ながら返済しなければなりません。
銀行借入の返済の元になるのは売上による回収金ですが、売上の回収金は銀行借入の返済のほかにいろいろな使途に使われます。
例えば新たな仕入れや人件費、保険代、諸経費など。
さらに毎月の売上金は必ずしも一定ではありません。
多い月もあれば少ない月もあります。
さらに販売先からの入金が遅れる事態も想定しなければなりません。
このようなことから多くの中小企業では借入金の返済が資金繰りを圧迫しています。
私の担当先の中小企業の多くも銀行借入の返済が資金繰りを圧迫しています。
ではどうすれば良いのでしょうか?
担当先の中小企業にも申し上げていることですが、銀行借入は出来るだけ長期の借入をおすすめしています。
借入期間が長期になれば、それだけ毎月の返済額は少なくなります。
「出来るだけ早く返したいから」「少しでも金利が低いほうがいい」などの理由で比較的短期での銀行借入をされる中小企業が多い実感を持っています。
出来るだけ早く返したいのであれば、繰上返済をすればよいのです。
また金利は少しでも低いほうがよいことはわかっていますが、例えば期間3年の場合と期間7年の場合を比べた場合、その金利差は0.5%程度だと思います。
0.5%でも低いほうがよいと考えられる中小企業の方も多いとは思いますが、それよりは返済負担を少なくし資金繰りを必要以上に圧迫しないほうが私は堅実な選択だと感じています。
返済負担が重ければ、また返済のために新たな借入が必要になるかもしれません。
新たな借入が出来ないとなれば、返済条件の変更を銀行に依頼しなければならない事態もありえます。
返済条件の見直しを行えば、正常な銀行取引は期待できなくなり、新たな借入は事実上不可能になります。
銀行借入は資金繰りを必ず圧迫します。
その圧迫感を少しでも和らげるためには可能な限り長期の銀行借入を行い、毎月の返済負担を軽減することがベストだと考えます。
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(記事掲載日:2008年11月24日)
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